医薬品の登録販売者は薬剤師のような国家資格ではありませんが、一般用医薬品の販売専門家として必要とされる資格です。
比較的新しい資格で、毎年6万人近くが試験を受けるほど人気があります。
登録販売者に興味がある人は、ぜひこの記事を参考にしてください。
- 登録販売者とはどんな資格?
- 登録販売者になるために試験から登録までの概要
- 登録販売者は年収どれくらいか
- 登録販売者になるための試験は難易度どれくらいなのか
- 登録販売者になるために必要な勉強時間の目安
- 登録販売者になるための試験に独学で合格できるか
目次
登録販売者の資格概要
資格分類 | 民間資格 |
ジャンル | 販売・接客 |
受験資格 | なし |
試験内容 | ・医薬品の共通する特性と基本的な知識 ・人体の働きと医薬品 ・主な医薬品とその作用 ・授業関連法規・制度 ・医薬品の適正使用・安全対策 |
合格基準 | 合格率50%程度 |
試験日程 | 令和4年8月〜12月の間(エリアによって異なる) |
受験資格 | 受験資格なし(2015年より) |
受験料 | 12,000円台〜18,000円台(都道府県によって異なる) |
登録について | 7,000円台〜10,000円台(都道府県によって異なる) |
更新について | 毎年外部研修を受ける(有料) |
主な対象者 | 社会人・アルバイト・パート |
主催者・公式サイト | https://zenyaku.or.jp/ |
難易度 | 就職・転職 | ||
将来性 | 人気度 |
登録販売者の資格に関する最新ニュース
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登録販売者の試験内容
登録販売者の受験資格は「なし」
登録販売者の試験には受験資格はありません。
以前は1年以上の実務経験や大学の薬学部卒などの受験資格が必要でしたが、2015年度の試験からは受験資格がなくなりました。
なので、年齢、学歴、実務経験の有無など関係なく、誰でも受験することができます。
試験は都道府県をブロックに分けて行われる
登録販売者の試験は、全国の47都道府県を10ブロックに分けてブロックごとに実施されます。
ただし、受験の申し込みはブロックではなく都道府県単位で行います。
注意点は、
- 福井県は北陸・東海ブロックに入っていないこと
- 奈良県は関西広域連合ブロックに入っていないこと
- 徳島県は四国ブロックではなくて関西広域連合ブロックに入っていること
の3点です。
ブロック | 都道府県 |
---|---|
北海道・東北ブロック | 北海道 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県 |
関東・甲信越ブロック | 栃木県 群馬県 茨城県 山梨県 長野県 新潟県 |
首都圏ブロック | 東京都 神奈川県 埼玉県 千葉県 |
北陸・東海ブロック | 石川県 富山県 愛知県 岐阜県 静岡県 三重県 |
福井ブロック | 福井県 |
関西広域連合ブロック | 大阪府 京都府 兵庫県 滋賀県 和歌山県 徳島県 |
奈良ブロック | 奈良県 |
中国ブロック | 岡山県 広島県 鳥取県 島根県 山口県 |
四国ブロック | 香川県 高知県 愛媛県 |
九州・沖縄ブロック | 福岡県 長崎県 佐賀県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県 |
登録販売者試験問題はブロックごとに異なるが試験範囲は全国共通
登録販売者の試験問題はブロックごとに異なります。
それはブロックごとに試験日が異なるからです。
なので、例えば、今年の試験は北海道・東北ブロックで出題された問題が首都圏ブロックよりやさしかった、というようなことも起こり得ます。
試験範囲は厚生労働省が作成する「試験問題作成の手引き」から出題されることが決まっています。
つまり、試験範囲は全国共通ですが、出題される問題はブロックごとに異なります。
複数ブロックで受験できる?
ブロックごとの試験日が異なるので、通常であれば複数ブロックで登録販売者の試験を受けることは可能です。
例年は8月〜12月の間に各ブロックごとに試験が実施されています。
どの都道府県で受験して合格しても、登録販売者の資格は日本全国で通用します。
例年は8月〜12月の間に各ブロックごとに試験が実施されています。
どの都道府県で受験して合格しても、登録販売者の資格は日本全国で通用します。